石窯「クラシカ」日記
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2007年04月03日
辻眞須彦(バード) 永眠
義父:辻眞須彦(バード)は3月30日、永眠しました。
74歳でした。

 生前、お付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。たくさんの、心から触れ合える友人のいる父は、とても幸せな人だったと思います。今の自分は、父がいたからあると言っても過言ではありません。それだけの大きな影響を受けました。辻眞須彦の魂を受け継いで、本物をさらに究めていきます。

 人に与えることこそが人生最大の歓び。与えられるものを自分がどれだけ持つか。父の生き様から、そう教わったのだと感じています。死に方までも教わりました。

 近く、お別れの会を開く予定です。ミュージシャンであり、様々な文化の研究家であり、経営者であり、多彩な父の遺したものは、ネットの中にもたくさんあります。その父を偲ぶ企画を立てていきます。「ネットの中にお墓がある。これからはそういう時代だ。」と以前からよく言っていました。

↓辻バードのサイト
http://tsujib.com/

山根 証
Posted by 山根 証 on 08時48分05秒 │Comments(2)TrackBack(0)
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 この記事へのコメント
小倉さん、ありがとうございます。

 ちょうど1年前に、検査で食道癌が見つかりました。本人は全く自覚症状がないと言っていたのです。しかし、癌はかなり進行していて、約12時間の大手術を選びました。手術は成功し、退院して一緒に食事をすることができましたが、リンパ節への転移は取りきれておらず、放射線、抗癌剤、漢方の治療と手を尽くしましたが、1年後に力尽きました。この1年間、本人の病気と闘う姿勢は常に前向きで、ネットやメールでの発信をし続け、外に意識を向け、必ずまたヨーロッパへ行くのだという強い意志を持ち続けました。最後の最後まであきらめることなく、常に生き続けようとしていました。前日に母に、ビデオや時計を持ってくるように指示し、笑顔で別れたそうです。眠ったまま朝起きることはありませんでした。とてもやすらかな顔でした。皆に惜しまれて、いつも注目を集めて、父らしい最期だったと感じています。

 物事の本質を深く追求する姿勢を、辻バードから教わりました。
私が今やっていることのほとんどは、父の真似からはじまっています。ヨーロッパの(本当の)食文化を知り、広める。それは父の教えなのです。父の大好きなことを私も好きになったからこそ、今、やりがいを持ってこの仕事を楽しくすることができます。心から感謝しています。
Posted by【山根 証】on 2007年04月04日
この度は突然のことで驚きました。山根さんをはじめご家族の皆さまは、さぞかしご無念のことでございましょう。お察し申し上げます。
辻会長のこの業界に於ける半世紀の足跡は、そのままツジキカイの発展の歴史を物語っているということが出来きます。
「心からお悔やみ申し上げます。」
             ムッシュイワン:小倉孝樹
Posted by【小倉孝樹】on 2007年04月04日
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