NO-5 日曜の昼下がり、女房のお供で近くのスーパーに出かけた。近隣の競合店がリニューアルしたのに合わせ、そのスーパーもリニューアルして入り口周辺がいろどり豊かになった。揚げ物など惣菜類のアイテムが増えて出来たて作りたてをアピールした。パンも品種と量を増やした。 リニューアル前より客数は確実に増えているのがわかる。 しかし、こんなことがあった。 買い物をしている私の前を一言もなく店員が品出ししていた。決していい気分はしなかった。一言あってもよさそうなものを、と内心思った。 なにげなくボードに貼ってある「お客様の声」を読んでいたら、まったく同じ内容がクレームとして掲示されていた。店長の回答として「私の指導不足によりご迷惑をおかけしました。今後このようなことがないように指導徹底します」とあった。一週間前の回答であったがまだ徹底されていなかった。 「いらっしゃいませ」ないしは「失礼します」の一言があるかないかで印象が大きく変わる。 最近、他の店でも「気配り」「心配り」が感じられない場面に接する機会が増えている。
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