町田駅近くにある2店のベーカリーに行った。両店ともあまり変わり映えのしない品揃えだったが、いつも買っている店の揚げたてのドーナツは今日も美味しかった。看板商品のあることが大切だと、いつもその店から教えて貰っている。 「店作りの参考にするため、ポンパさんはもう50回くらい見ている」と、東北仙台の「ミッシェル」故 高橋社長がお元気だった頃に直接聞いたことがある。当時の「ミッシェル」のサンドウィッチは品質も良く品種も多く価格も手ごろだった。我々も横浜から仙台まで行って色々ヒントを貰ったものだ。
売り場にいたころ、同業の方の視察に幾度が巡りあったことがある。普通のお客様のフリをしているつもりだが同業の方であることは判る。見ているポイントが独特だし眼に落ち着きがない。そんな中で一つ共通して言えることがあった。レジに並んでパンを買う姿をほとんど見なかったことだ。
レジに並んで買うと、お客様の立場で見ることができる。色々なことが見えるし、色々なことに気付く。 他店もそうだが、時にはレジに並んで自分が働いている店の雰囲気を、お客様の立場になって、じっくりと見てはいかがでしょうか。多くのヒントがあるはずです。
|