「徳多朗ミルク」(300円)。カフェでは焼きたてのパンをイートインできるほか、自家製のスープもオーダーできる |
店前の長椅子でソフトクリームを食べて一息付く客もいる |
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天候の影響を受けずに売れるソフトクリーム 「男性もソフトクリームが結構好きなんですね」と話すのは、「ベッカライ徳多朗」でソフトクリームの販売を担当する高森まりさん。 車で来店した男性客が、ソフトクリームを食べて一息付いている光景をよく見るのだという。ドライブイン感覚で利用しているようだ。 「ベッカライ徳多朗」(徳永淳社長)は昨年9月、20年以上店を構えた場所から約2キロ離れたところへ移転オープンした。 移転前はこぢんまりとした対面販売のテイクアウト専門店だった。移転後は、売り場に対面販売コーナーとセルフサービスコーナーの両方を設け、カフェスペースもつくった。さらに15台分の駐車場を完備。「この21年間で、周りに住宅がどんどん増えたんです。車で買いに来る方も多かったので、駐車場がないと近所迷惑になってしまうというのも、移転の理由でした」(取締役の徳永久美子さん) 店の入り口前には、長椅子がある。カフェスペースを利用しなくとも、長椅子や店前でソフトクリームを食べる人も多い。パンは家に持ち帰るが、ソフトクリームは買い物やドライブ途中の休憩に食べていこうと思う人が多いようだ。 ソフトクリームは、オープン時は9月よりも、12月の方が売れた日もあった。 「天気や気温の変化より、リピーターのお客様が増えてきたことの効...(月刊ブランスリー2012年2月号へ続く) |