 米粉100%の菓子。スポンジ(左)は、もち米を2割配合。うるち米のみのスポンジ(右)と食感などを比較した。手前はチョコケーキ |
 参加者は熱心で、洋菓子の作り方の基本から、米粉の特性まで質問が次々と上がった |
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日本穀物検定協会の主催する米粉食品指導員認定スクールの第3期「米粉ケーキ・調理コース」が、東京・中央区にある製粉会館2階「こっけん料理研究所」で8月26日よりスタートした。講座は全10回で、最終回の11月26日に実技試験と表彰式を行う。第1期生はすでに6月22日に認定式を終えている。 26日に行われた初回の講座のテーマは「洋菓子の基本特性と配合、米粉の特性」。「スポンジ」と「チョコケーキ」を、いずれも米粉100%で作った。 9人の参加者は、関東圏在住の主婦がほとんど。料理教室を主宰している人や、「日本の農業のためになるなら、米粉の普及に貢献したい」という人もいた。 「米粉は小麦粉と違って毎回新しい発見がある」と講師の木村さちこさん。木村さんは、ホテルオークラで洋菓子の製造後、チョコレートメーカーに勤務、コンビニ各社の洋菓子デザート開発を手掛けてきた洋菓子の専門家だ。新しい食材としての米粉に、木村さん自身も興味深々だという。「参加者の皆さんにはぜひ、米粉料理の第一人者になってもらいたい」 |