 メロン皮に様々な素材を入れて焼き上げたメロンパン。 |
 多くの人で賑わった多摩調祭 |
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多磨調理師専門学校(井上好弘校長、電話042−375−8215)は11月20日、東京・多摩市の同校で「多摩調際」を開催した。学生や教師らが作ったパンや菓子、調理の作品の展示や、「手作りパン・お菓子販売」などが催され、多くの人で賑わった。また、「メロンパンの皮を変える」などのテーマで製菓製パン科の学生らが行った製パン製菓の実験結果がパネルなどで紹介され、多くの人が熱心に見入っていた。 「メロンパンの皮を変える」と題した製パン実験では、メロン皮の生地に、ココア・コーヒー、粉チーズなど様々な素材をそれぞれ練りこんで、メロンパンを製造し、その出来上がりを比較、その結果を発表した。 発表によると、よい結果が出たのは、レモンピール、粉チーズ、きな粉、抹茶をそれぞれメロン皮生地に練り込んだ4製品だったという。 「色が地味なものは並べてもぱっとしないが、上にものをのせれば、きれいに見えた。レモンピールやハーブなど形のあるものを混入すると出来上がりがぼこぼこして形が悪くなる。ものによって焦げ付きやすいので焼成時間に注意したい」などと結論づけていた。 井上好弘校長の話 製菓製パン科では、実技の応用力をつけるためのカリキュラムを充実させている。例えば食パンでも、イーストや水などの材料の配合量を変えて作らせ、どんな場合にどんな製品ができるのかを身をもって体験させている。どんな店に就職しても臨機応変に仕事ができる人材を育成している。 |