「風輪(Fu-rin)地層のケーキ」(1890円)。岩手県産の雑穀を使った生地やクリームが7層に重なっている。粉糖と生クリームで覆われた上部はまるで雪が積もったかのよう |
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岩手県産の雑穀を使ったケーキ
月刊「ブランスリー4月号」のTOP STORY「地域食材の魅力を伝えるパンと菓子」は、岩手大学教授の西澤さんが開発した「雑穀『ヒエ』の入ったパン」の特集です。 銀座に昨年末にオープンした、上村卓也さんがシェフ・パティシエを務めるパティスリー「風と土」では、岩手県産の小麦や雑穀、畜産物をはじめとした国内産の素材にこだわった菓子を提供しています。 同店のコンセプト「菓子は風土にあり」が、一目で伝わってくるケーキがその名も、「風輪(Fu-rin)地層のケーキ」(1890円)です。 岩手県産の赤米、キビ、石臼全粒粉が使われた生地と、生クリームやカスタードクリームなどが7層になっており、カット面はまるで地層のようです。 そのほかにも、雑穀を使った商品が豊富で、焼き菓子「ゴマランタン」(158円)は、サブレ生地に上にイナキビ、もちアワ、タカキビ、ウルチアワ、アマランサス、ヒエなどがトッピングされています。雑穀の粒々とした食感と香ばしさが引き立つ一品です。 雑穀は健康志向の高まりなどで、近年注目を浴びてきています。使われ方の幅も広がって、より身近な食材になっていくのではないでしょうか。 岩手県の雑穀文化と雑穀を使ったパンの開発秘話については今月発行の「ブランスリー4月号」をご覧ください。
SHOPDATA パティスリー「風と土」 住所:東京都中央区銀座6丁目4番8号 TEL:03-6228-5731 営業時間:11:00〜23:00(平日)、11:00〜19:00(土日祝)、年中無休 |