通りからも一際目を引く看板。女の子のモデルとなったのは内田シェフの長女。パンを頬張って食べる幸せそうな表情が印象的 |
シェフブーランジェの内田浩之さんと妻の内田稲さん |
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幸せそうにパンを頬張る子どもが描かれた、赤い看板が一際目を引く「ブーランジェリー たね」。東京のベッドタウンの駅として15年前に開業した京成本線・公津の杜から、車を5分ほど走らせた国道沿いに、今年5月30日にオープン。自家製の酵母と国産小麦にこだわったパンが評判のベーカリーです。 同店のシェフブーランジェ、内田浩之さんは「開店当初は受け入れられやすい定番のアイテムを揃えていました。でも実際売れるのはそれらではなく、自分が作りたくて作っているパンでした」と話します。オープンしてまだ半年ほどだが、作るパンの種類が最初の頃とだいぶ変わってきたとそうです。 最初は「作りたいパン」を作っていたが売れないので「誰もが好きな定番のパン」も作り始める、というのがよくあるパターンですが、「ブーランジェリー たね」の場合はそのまったく逆のケースなのです。 店内には2坪ほどのカフェスペースがあり、焼き立てのパンと合わせ、浩之さんの妻である稲さんが作る、クリームチーズをベースにしたディップ(各種100〜110円)と、近所でも評判のコーヒー店「スガCOFFEE」のコーヒーが楽しめます。「パンのおいしい食べ方を、ここで知ってもらえれば」(稲さん)というのがカフェスペースを設けた理由のひとつだそうです。
Boulangerie tane 住所 千葉県成田市飯仲14-3 電話番号 0476-37-6099 営業時間 午前11時〜午後6時30分 定休日 日曜。月曜は不定休 品揃え 30〜35品目(食事系6割、菓子パン系4割) |