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製パン製菓機器設計・施工、パン用オーブンの輸入販売などを手掛ける共立プラント工業(本間一正社長)が、毎週金曜日、同社東京営業所テストキッチンで、パン教室を開いている。東京・町田市のベーカリー、ピッコリーノ(伊藤幹雄代表)の協力を得て開いているもので、午前と午後の各コースがある。「食パンコース」「全粒粉でのパンづくりコース」「バターロールを作ろう」など様々な内容があって、好きな内容を選んで受講できる。 独DEBAG社のモンスーンオーブンなど共立プラント工業が取り扱うオーブンなど製パン機械を使ってもらい、様々な意見を吸い上げて、今後の改良に生かそうという狙いもある。 12月8日午前には、「全粒粉でのパンづくりコース」の授業が行われていた。「生地の感触を感じてもらうために、手で生地を仕込みます。粉は国産小麦粉を使用し、添加物は一切使わずにパンを作ります」と講師の伊藤幹雄さんは話していた。 生徒の一人の女性は「2カ月前に自分でパン作りを始めました。正式に習いたいと思っていたら、インターネットでたまたまこの教室の存在を知りました。手で生地を捏ねるのはなかなか難しいですね」といっていた。 また、別の女性の生徒は「主人が製粉会社を経営しています。田舎ではまだ外麦のふわふわなパンしか受け入れられなくて、うどん粉でパンができるかという人も多いのが現状です。だったら、自分で内麦の、粉の味がしっかりとするおいしいパンを作ってやろうと思いパンを作っています」と話していた。 同教室は今後も毎週金曜日に開かれる。問い合わせは共立プラント工業(電話03−5847−0578)またはピッコリーノ(電話042−735−0201)へ。 |