チコレートを処理するルドン講師 |
ルドン講師の作品 |
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国際製菓専門学校(田中啓介校長)は25日から28日まで、東京・立川市の同校で、第11回フランス エコール・ルノートル特別技術講習会を開いている。講師は、ルノートルのクリストフ・ルドン教授。国際製菓専門学校はエコール・ルノートルと姉妹校提携を結んでおり、毎年この時期にエコール・ルノートルから講師を招待して、講習会を開いている。26日は、チョコレートのピエスモンテの講習会が開かれた。27日は、飴細工の講習会が開かれる。
チョコレートのピエスモンテの講習会は、洋菓子職人ら24人が受講、ルドン講師の指導のもと、チョコレートを解かす工程から始め、ひとりひとりが、作品を制作した。
フランス語で、「ピエス」は、「部品」の意味で、「モンテ」は「組み立てる」の意味。「チョコレートで作る組立菓子」が「チョコレートのピエスモンテ」だ。 ルドン講師は、チョコレートで、作品の土台や、卵の形をしたオブジェなどを作ってみせ、それを見習って、受講者らも自分の作品を制作した。
ある洋菓子専門家は、「チョコレートのピエスモンテは、フランスでは、昔からある伝統的な工芸菓子で、菓子職人にとってはコンテストなどで必須の技術だが、日本ではここ数年で急速に広まった」と話していた。 |