ランチで同席した同僚同士で、わきあいあいと仕事や映画の情報交換 |
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体脂肪計で有名なタニタの社員食堂の食事レシピが書籍化され、その健康的なメニューが注目を浴び、ベストセラーとなっている。多くの企業の社員食堂で、社員の健康を維持したり仕事へのモチベーションを高めるため多様な取り組みがなされている。
昼は社員食堂、夜はイベント会場 映画投資事業やインターネットメディアなどを展開するカフェグルーヴは、流行に敏感な若者が注目する街「裏原宿」にある。 社名の由来は、「カフェに集う人たちが創りだす新しい動き」。楽しい空間の中でクリエイティブなことを生み出そう、という社風が、社員食堂「copon norp(コポン・ノープ)」に象徴されている。ちなみに、名前の由来は、「no popcorn(ノー・ポップコーン)」のつづりを入れ替えたもの。 copon norpでは、映画の試写会イベントなども行われる。 「映画を見ながらポップコーンを食べるのではなく、きちんとした食事をしてもらいたいという意味で、こんな名前になりました」(copon norpアシスタント・マネージャー平湯耕路氏) 夜間は同社が配給したりPRを行う映画を上映し、映画を見ながらゆっくりと食事ができる大人の空間としての顔も持つ。 昼間の社員食堂の利用は限定10名まで。社用で出かける社員も多いため、10名という人数はちょうどいいそうだ。1食500円で、ビュッフェスタイルの食事を楽しめる。飲食店が連なる場所から遠いため、休憩時間を有効に使えるという利点もある。 「コンビニの食事やファストフードばかりだと栄養が偏ってしまいます。安価で栄養バランスのよい食事を提供 し、この場所での食事が楽しみになることで、イキイキと仕事をしてもらいたい、という会社の福利厚生に対する 考え方なんです」(copon norpキッチン担当の高梨裕彰氏) 人気メニューを中心に和・洋・中さまざまなジャンルの料理を、旬の野菜を取り入れて提供する。取材日は、グリルチキンのシーザーサラダ、フレッシュトマトとモッツァレラのカプレーゼ、自家製ピッツァ、ナスのアマトリチャーナ・リングイネ、スズキのアクアパッツァ、デザートに...(月刊ブランスリー2010年9月号続く) |