国産の紅玉を使用したプレザーブがたっぷりと入った「りんごのパイ」は多くの人に支持されている。 |
「りんごのパイ」を手に片山悟社長 |
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神奈川県川崎市、マルグレーテの「りんごのパイ」(210円)は、毎年10月から翌3月頃までの季節限定の商品だ。りんごのフィリングが自家製のため、材料の紅玉が手に入る時期だけ作る。毎年「まだかまだか」と催促される同ベーカリーの看板商品のひとつだ。 フィリングは、紅玉を一つ一つ皮をむき、カットして、バターやグラニュー糖などと共に煮込んで作る。紅玉でないと、煮崩れしてしまって、美味しいりんごのプレザーブができないのだという。 プレザーブの配合は、りんご100%(皮をむいてカットした状態のもの)、グラニュー糖30%、無塩バター10%、レモン汁5%、シナモンパウダー少々。(作り方は13ページ参照) 生地は、クロワッサン生地を使用。幅約15センチ、長さ約50センチのシート生地を用意し、長辺に沿って3分の1程度の面積にギッターローラーをかけ、網目状にする。その上に細かく砕いたケーキクラムをのせ、さらにりんごのプレザーブをのせる。網目状の部分を折り返してかぶせ、室温で、約1時間半...(月刊ブランスリー2007年11月号へ続く) |