店内は、クラシカルなイメージで、趣のあるハースブレッドが所狭しと並んでいる。 |
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自分の好みだけでは作っていない
神奈川県湯河原町のブレッド&サーカスは、もともとは喫茶店だった。店長の寺本康子さんが作って出していたパンの評判がよく、2年前に店を改装して、ベーカリーとしてオープンした。 JR湯河原駅を降りて約5分ほど歩くと、白い壁に真っ赤な窓枠が映える店構えが目に飛び込んでくる。鮮やかなブルーのテントと相まって、原色を使ったカラフルな抽象画のようなイメージ。 しかし、ドアを開けて中に入ると雰囲気は一変する。店内は、濃い茶色の重厚感溢れるアンティーク家具のような什器が並び、クラシカルなイメージだ。 陳列されたパンは、サイズが大きいハースブレッドが多く、焼き色はかなり濃い。 「うちは熱狂的なお客様が多いんですよ。北海道から買いに来ていただけるお客様もいるんです」と店長の寺本さんはいった。 「自分の好みだけでパンを作っているわけではあり...(月刊ブランスリー2008年2月号へ続く) |