来年4月に消費税が上がったら、あなたのパンの消費量はどうなると思いますか?(回答者数354人、単位=人) |
来年4月の消費税増税決定にともない、今年10月1日から税抜き価格のみの表示が可能となりました。あなたは、税抜き価格と税込価格のどちらを表示してほしいですか?(回答者数354人、単位=人)
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「消費税増税とパンの消費量」のテーマで、ネットアンケートを実施した。回答者に抽選で「パンセット」をプレゼントするという形で、ブランスリー報道社が運営するパンと菓子のショッピングモール、パン菓子・COM(http://pankashi.com/)の懸賞企画として実施し、大手懸賞サイトなどにも掲載した。実施期間は、2013年12月1日から11日までで、354人から有効回答を得た。回答者の平均年齢は41・33歳。男女構成は、女性241人、男性113人。
知恵の雫 2014年の4月から消費税が8%に引き上げられる。アンケートに答えてくれた人の約8割が、「消費費税が上がってもパンの消費量は変わらない」と答えているが、現在は「買い控えはしない」と考えているだけで、実際に上がってからの消費行動がどうなるかは不透明な部分があると考えておいた方がいいだろう。ただ、少なくとも今は「買い控えはしない」という意思を持っていることは確かなので、ベーカリーとしては、顧客に対してきめ細かな説明をすることが重要になってくるだろう。最も大切なことの1つは、プライスカードの表示をどうするかだ。今回の増税に伴い、2017年3月まで、「1000円(税別)」などすれば、税抜き価格のみの表示が可能になったが、今回のアンケートの回答を見る限り、ほとんどの消費者は、従来通りの税込価格の表示を望んでいるようだ。すなわち。現在「1050円」と表示しているものを、「1080円」と表示してもらいたいということになる。リテールの場合は、大手と違い、プライ...(中略)
8割が「消費税上がっても消費量変わらない」 「来年4月に消費税が上がったら、あなたのパンの消費量はどうなると思いますか?」と聞き、「変わらない」「減る」「増える」の3つの選択肢から1つを選んでもらったところ、「変わらない」と答えた人が283人で、全体のおよそ8割を占めた。「減る」と回答した人は、63人(17・80%)で、「増える」と回答した人は8人(2・26%)だった。「変わらない」と回答した人が多いが、実際に上がる前の意思表示なので、わかり安い価格表示や、顧客への価格についての丁寧な説明など、実際に消費税が上がる前後のベーカリー側のきめ細かなサービスがされないと、減ってしまわないとも限らないだろう。 さらに 「来年4月の消費税増税決定にともない、今年10月1日から税抜き価格のみの表示が可能となりました。あなたは、税抜き価格と税込価格のどちらを表示してほしいですか?」と聞き、「税込価格」「税抜価格」の2つの選択肢から1つを選んでもらったところ、「税込価格」と答えた人が321人(90・68%)と、圧倒的に多かった。販売者の負担を減らす目的で、2017年3月までの経過措置として、税込価格であると誤認されない措置を講じれば、税抜価格のみでの表示が可能となったが、これまで通り...(中略)
あなたは、来年4月の消費税増税にあたって、値段の表示などについて、パン屋さんに何か要望はありますか?具体的に分かりやすく書いてください。
今のまま税込価格で表示してほしい ■税込み価格の方が計算し易い。価格も一円単位の端数はなくして、一円玉不要にして欲しい。(50歳女性、兵庫県) ■レストランで今でも税抜価格をメニューに載せているところがあり、会計の時に困ったことがおこったので税込価格を表示してほしい。何だか騙された気になる。計算する時に困惑するので客が支払う金をダイレクトに表示してくださいませ。(38歳女性、長野県) ■やはり支払額が具体的にわかりやすいのが良い(61歳男性、神奈川県) ■税込がわかりやすい。複数購入すると計算が難しい(30歳女性、愛媛県) ■今まで通りの値段(44歳女性、愛媛県) ■安くしてほしい(37歳男性、神奈川県) ■原材料名をきちんと記載してほしい。(43歳女性、京都府) ■税込価格が分かりやすいので助かりますが、統一して欲しいです(41歳男性、鹿児島県) ■間違いのないように総額表示にしてほしい(67歳男性、埼玉県)...(月刊ブランスリー2014年1月号へ続く) |