西武新宿線・狭山市駅から2キロほどの場所にある「サンセリテ」。20台収容の駐車場を完備している |
「子どもパン教室」で子どもたちは飾りパンを作る。いろいろな色のパン生地を扱う |
|
パン教室は、顧客との交流を深める絶好の機会 サンセリテ
人気の恒例行事として定着 埼玉県狭山市のベーカリー「サンセリテ」は、同店の盆休みを利用して小学生を対象にした「夏休みこどもパン教室」を店舗で毎年開催している。10年ほど前からだ。 「お客様には、店の恒例行事として覚えていただけるようになってきました。参加希望者も年々増えています。最初の頃はホームページに掲載したり、事前にチラシを配ったりして告知をしていたのですが、昨年から、7月1日に店頭で応募用紙を受け取っていただいた方のみが応募できるというシステムに変えました。それでもたくさんの方が応募してくれています」(オーナーシェフの高田知明さん) 3日間の開催で各日とも定員は12人。合計36人の参加者は、多数の応募者の中から抽選で決めた。今夏は、飾りパンと昼食用のピザ、土産用の菓子パンなどを作った。 「こどもパン教室」は午前10時から始まり、午後2時頃に終わる。始めに作るのは昼食用のピザで、思い思いのトッピングを楽しむ。作ったピザで昼食を済ませたら、飾りパンや菓子パンを作る。ここまでは成形の作業が中心だ。最後に材料を混ぜて生地を捏ねる作業をする。作った生地は持ち帰り、自宅のオーブンで焼成する。 スタッフは高田さんを含め4人で、事前準備や作り方の指導、作ったパンの焼成などを行う。 「子どもでも、ピザのトッピングは簡単にできますし、昼食に自分が作ったものが食べられるのは、嬉しいようです。一方、飾りパンは作るのに時間が...(月刊ブランスリー2012年12月号へ続く) |