嬉しい再会カテゴリ:ノンジャンル/2005年07月28日 Posted by yuikobo
『一日一善』
 私が子供の頃、よく耳にした言葉ですが・・・。 今日は、「善い事」をすることの本当の意味をあらためて感じた出来事がありました。

 オープンして間もない日曜の朝、開館時間前にひとりご老人(おじいさん)が結工房を訪れました。まだ6月初旬だというのに朝から真夏のような暑い日でした。
 訪問先を間違えてきてしまったらしいそのお客様は、長い道のりを歩いてきた為か随分と体調が悪いようでした。結工房の庭のベンチで休んでもらいましたが、ご自宅が近くだということでしたので、私が一緒にタクシーに乗りご自宅の奥様のもとまで送り届けました・・・
ということが以前ありました。

 実は、その時の老夫婦が今日、お礼にとわざわざ訪れてくださいました。その時は、「具合が悪そうなおじいさんを一人歩かせたら倒れてしまうかも」という思いだけでしたので、感謝のお言葉を沢山いただき、かえって恐縮してしまいました。でも、嬉しかったです。随分とお元気になられた様子で安心しました。
 
 人は、『よいこと』をしていると思っている時って、本当の意味での『善いこと』ではないと思います、きっと。善か否かは自分が決めるのではなく、相手が判断すること。これは、様々なこと、場面に当てはまる言葉ですよね。
 そんな基本的な、でもとても大切なことを再認識させていただいた嬉しい再会でした。
お礼にと頂いたハンカチは、今日の想いを忘れないように大事にしようと思います。ありがとうございました。


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この記事へのコメント(1)
  • すばらしいお話で、つい微笑んでしまいました。
    老夫婦にとって忘れがたいすばらしい出会いだったのだと思います。
    こういう出会いが「本当の人間の幸福」ですね。

    Posted by【MK】on 2005年07月29日

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