「社長が何を考えているかわからないような会社はだめだ」みたいなことを、最近ある人から言われたので、今日からできる限り頑張って、普段考えていることを書いていこうと思います。
2昔前ぐらいまでは、「アメリカで流行ったものが、5年、10年たって、日本でも流行る」ということが、日本のトレンドセッターによって、一定の説得力を持って語られていたものです。その言葉自体が、すでにアメリカの属国であることを思いっきり認めてしまっているのですが、いかにも偉そうに真面目な顔をして、そう言われると「ほー、トレンドセッターはやはり言うことが違う」などと、妙にしんみりとそのお言葉を噛締めていたような記憶があります。 海外情報って、昔はそれだけで価値があると思っていたような気がするのですが、あれからだいぶ時を経て、諸事情も劇的に変わったわけで、そのコンセプトもだいぶ変わってきたんじゃないかと思います。 事情は昔ほど単純じゃないと思うし、昔は、海外(主にアメリカとヨーロッパ)から、いかに情報を吸収するかが目的のほとんどだったような気がしますが、今はむしろ、日本から海外にどうやって情報を発信するかの方が重要な気がします。 それにしても、どう見ても2昔前と同じ感覚で、海外情報をありがたがる人たちがいまだに少なくないことは、ちょっと不気味に思えます。
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