皆様にとって、昨年はどんな年だったでしょうか? 給与所得減少による個人消費の落ち込みや、急激な円高による輸出への悪影響など、ネガティブな材料にはこと欠かない1年だったと思います。まさに、日本の景気は八方塞がりの状況かも知れませんが、企業は環境対応型でなくてはなりません。考えてみると、このような状況は、景気のよかった時代には2流、3流に甘んじていた弱小企業にとって、千載一遇のチャンスでもあるのです。なぜなら、古きよき時代の環境にどっぷりと浸かって、思考停止状態に陥った大きな会社の一部が姿を消し、そこにできた大きな穴に、進化したニーズが出現するからです。それをいち早く捉えるには、明晰な頭脳と、俊敏な行動力が必要になるので、普段からそのつもりで訓練しておかなくてはなりません。といわけで、今年も厳しい環境が続くかも知れませんが、「苦境こそ成長のチャンス」と肝に銘じながら、頑張っていきましょう。本年もよろしくお願いいたします
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