小さくてもいいから、自分発の流れを作り出したい、といつも思っている。自分の会社がある世田谷が小さな湖だとしよう。川を通って海に出れば、大きな波がすでにうねっている。それらの発信元は、誰もが知っている大手企業だ。よくそういう波と絡んでいることを得意になって話している人がいるが、「すごいのは、あなたではなく、あなたが絡んでいる人でしょ」と心の中で、言ってしまう。
小さな湖で生まれた波紋のような小さな波が、川を下って海まで到達し、いつの間にか、とてつもない大きな波になることだって、まったくありえないことではない、と信じている。 「私はこんなすごい人と知り合いなんだ。そのすごい人のこんなプロジェクトに絡んでいる」も重要だが、「私は、些細なことだが、今まで誰も考えつかなかったこんな新しいビジネスを育てている」も捨てたもんじゃない。
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