駅から取材先までが離れているとき、仕事でくたくたに疲れたときなどにタクシーに乗る。自分から運転主に話しかけることは、ほとんどないが、3回に1回ぐらいは運転手から話しかけてくる。感じがいい人だと、目的地に着くまでの間、ずっと話していたりする。 たいがいこっちからかける言葉は、タクシー業界の景気について。すると多くの場合、運転手は一生懸命に喋り出す。そして、ある程度喋っていると、「昔○○会社の○○部長で、リストラにあって、タクシー会社に入ったんですよ」などと打ち明けてくる。大体の場合、こちらが聞き役だ。別に聞いているのがしんどいわけではない。一生懸命本音で話してくれて、結構嬉しかったりする。
|