先日、会社でipadを購入。ということで、電子書籍について調べてみた。当社の事業として、電子書籍は有望か否か?
まず、電子書籍の配信のフォーマットだが、ibookやipadの場合は、「epub」という形式を採用してるようだ。これは、XHTMLを主体としたもので、いわゆるWebページのHTMLとほぼ同じものだ。それに、CSS、画像等をまとめたZIPファイル、というのが実体だそうだ。
ということは、HTMLページと同じように、専用の高価な電子書籍ソフトがなくても簡単に作れるということだ。
ただ、著作権保護の問題が、うちのような小規模な会社が独自に行うのが難しいらしいことなど、問題がないわけでもなく、また、もっと本質的な問題として、XHTMLだったら、普通にWEBサーバーにおいて公開すればいいではないか、という素朴な疑問もわいてくる。
数週間前に、電子書籍作成ソフトを売り込んできた会社があったが、値段は数百万円と高価だった。多分epubとは別の形式の電子書籍を作るソフトなのだろうが、大きな資本投下をせずに、勝負できるのがインターネットのいいところでもあるわけで、そういう意味では、epubのオープンで、簡潔なファイルフォーマット規格の方が、はるかに的を得ているといえるだろう。
いずれにしても、電子書籍については、事業化を検討してみる価値はあるような気がする。ま、相当に知恵を絞らないと成功はしないとは思うが...
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