こんなビジネスはどうだろう。「ITベンチャーシステム投資事業」だ。インターネットを利用した新しい事業を立ち上げようとするときに、大きな障害のひとつになるのが、システム開発にかなりの投資が必要なことだ。 そこで、「これはいける」と思われる新規事業を考えている人に、その事業に必要なシステムを構築して提供するのだ。その開発費の回収は、その事業が生み出す利益に応じて、長期にわたって少しずつ行っていく。利益が上がらずに、頓挫してしまった場合は、見る目がなかっということで、開発費の回収はあきらめる。事業の将来性を判断する自分の目に賭けるのだ。 それか、リース方式で、例えば月々いくらいくらを支払ってもらってもいい。たとえ300万円の開発費でも、5年間で支払ってもらえば、支払う側の初期投資は劇的に減るだろうから。この場合も、そのベンチャーがうまくいかなかった場合は、開発費の全額回収は難しくなる。 既成概念にとらわれず、自分の経験を生かし、しかも自分の経験に縛られず、想像力を発揮して、関わろうとしている新規事業の将来性を的確に判断できるかがカギになる。
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