2006年08月27日
愛弟子
昨日、久しぶりに弟子のYが、 ムッシュイワンに来た。 彼女は、うちのオープン時、二月ほど 手伝ってくれた。 去年結婚し、前の職場を退職して 現在も住まいの近くのお店でパン職人として 元気に働いている。 旦那も、元パン職人だが現在は、 違う職業についている。 将来は、二人で彼女の実家近くで パン屋をやってくれれば、などと勝手に 思っているが、それは難しいかな。 ただ、暫くは子作りせず二人 思い思いの仕事を楽しむようだ。 このYさんは、私が目黒の店を立ち上げた 時に採用した子だ。 製パン経験が、数年あったが 第一印象はあまり良くなかった。 仕事をさせると、飲み込みが早く とにかくタフ。 女性スタッフのリーダーとして 成長してくれた。 結婚により、私の元から離れって しまったが、このムッシュイワンの為 に立ち上げ時に長い時間をかけて 毎日手伝いに来てくれた。 今彼女が働いているところは、 繁盛店でその地域では名の通ったお店だ。 彼女は、この店での新たな発見として 「仕事の丁寧さ」をあげていた。 今までのキャリアも、新しい場所では いまひとつ発揮できなく、一からやり 直しの事も多々あったそうだ。 そのたびに、改めて自身の未熟さを 感じたそうだ。 しかし、私の下で学んだパンの香りや風味は、 今の店では感じられないという。 店・店の考え方は違う。 彼女は、美味しいパンの作り方を覚え そしてそのパンの表現をより丁寧に お客様に伝える事を知ったのではないだろうか。
Posted by 小倉孝樹 at 07時49分29秒
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