朝刊を読んで、今日8月4日は吉田松陰の誕生日であることを知りました。
吉田松陰のことは、司馬遼太郎の歴史小説「世に棲む日日」を、 20歳代に読んで、いろいろと知り考えさせられた記憶があります。 その中のくだりに印象的なことがありました。 飛耳長目を行動原理にした松蔭は、全国を歩き回り情報収集に努めました。 その歩く早さは人並みはずれた速さだったようです。 途中、小用で時間を費やすと、その遅れた時間だけ、歩みをさらに速くしたとありました。 自分が諸国を歩いて、情報を収集しているのは、「公」のため。 小用を足すのは「私」の用であるからだと考えたというのです。
今日、打合わせで、中央区小伝馬町の方にに行きました。小伝馬町界隈は、今まであまり訪れたことがありません。 歩いていると、江戸の伝馬町牢屋敷跡があり、公園になった敷地には、安政の大獄によりこの地で死罪になった松蔭を慰霊する「松陰先生 終焉の碑」がありました。 今日はじめてこの地を踏んだのも縁だと思い、手を合わせてから、次の予定に移動しました。
「世に棲む日日」は、自分にとって、とても影響を受けた一冊です。 30歳代に一度読み返しましたが、また、もう一度読み返したいと思いました。
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