先日、あるデパート内のクライアントに相談に呼ばれて打合わせに行ってきました。 デパート正面入り口に隣接するそのベーカリーは、お約束の開店直後のAM10:00には、主力商品をはじめほとんどすべてのパン棚に商品が並んでいます。 必ずお客様によろこばれる品揃えです。
お店の要望は、 「お店の外からも焼きたてパンをアピールしたい」 「商品の見せ方をもう一工夫できないか」 という点でした。 確かに豊富なはずの商品量の割りに、ボリューム感が感じられません。 私は、もう一度お店の入り口に立ったときその理由がわかりました。 たくさんあるはずのパンの顔が見えなかったり、一番良い表情のフェイスが見えにくい陳列になっていました。 改善方法を何通りかご説明したあと、とりあえず比較的コストがかからない方法、ペストリートレーの後ろに枕木をしいて斜めにトレーを傾ける提案をしました。 私が現場の採寸をしているとご担当の方が、携帯電話のカメラで自分のお店を撮影しながらその写真を見てていました。 そして一言。 「わあ!その通りだ。撮影するとすごくよくわかる。」
スタッフにとってお店は、働きなれた「仕事場」空間ですが、 「お客様の視点」でお店を見るには、 写真撮影を通してお店を見直す ことがその最善策だと再認識しました。
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