ドイツパン
 今年は、「日本におけるドイツ年」（前にも少し書いたっけ）店でもドイツパンは何種類か出している。 ドイツパン＝ライ麦パンという図式が多数のパン好きのひとにはインプットされているはず。 間違いではないけど、ドイツ南部に行くと、けっこう小麦だけのパンも存在する。 今、ドイツで売れているパンはイタリアのフォカッチャだったりもするらしい。 ドイツみたいな寒冷地の多い国では、小麦がとれづらくどうしてもライ麦が主体だったせいで、ライ麦を多く配合する、場合によってはライ麦だけのパンが焼かれてきたわけ。 日本で言えば米が栽培できず麦を仕方なく栽培し、米に混ぜて麦ご飯を食べていた、っていうのと似ている。 だから多分ドイツの人たちもこれが最高に美味しいんだぜって食べているというよりも、生活の知恵の中ではぐくまれてきた食文化なのかなと思っている。 如何にライ麦を美味しいパンにしようかと、頑張った中行きついたのが、サワー種によるパン作りなんだろうな。 この酸味が苦手な人も多いけど、中にはこれにはまってしまう人もこれまた結構いるわけだ。 ドイツには、酸味のあるパンだけでなく各地方に根付いたパンが全世界のどこよりも数多く存在する。パンの種類では第１位の国なのです。 そこで、うちでも６月に「ドイツパンフェア(仮称です）」で「こんなパンもありまっせ」と紹介してみたいと思っています。 適当に期待していてください♪ [このページのURL]
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