フランスのおみやげと、バゲットコンクール入賞
フランスによく行かれる常連のお客さんが、パリのブーランジェのパンをお土産にわざわざ持ってきてくれた。聞いたら、21日の月曜日に買ったパンだった。 て言うことは、今日が日本が22日だから、1日しかたってないってこと?・・・時差が12時間ある(フランスの方が遅いんだよな)から、実際には24時間たってないって事だ!パリで焼いたパンが、こんな早く食べられるなんて、何て幸せでしょう!!持ってきて頂いたお客様(すみません、まだ名前を存じ上げてませんでした・・・)、どうもありがとうございます(HPトップでもお礼させていただきました) 食べてみると、とても優しい味、麦の風味、雑穀の風味、程よい酸味、形も味わいも、ほんと素朴だけど、パリのエスプリも感じるような上品さがありました。 ちなみに、ビニールには入れてあったけど、向こうのビニールはちゃんと穴が何箇所も空いていた。ヨーロッパの人にとって、「ビニール袋はパンの棺おけ」って本当なんだなって、実感しました。(実際硬くなってなかったし) そういえば、前の店のときにアルバイトで働いてくれていたI君が、今パリのブーランジェで働いている。 彼は、アルバイト時は専門学校生、卒業してから銀座木村屋で腕を磨き、牛久の生協内の「大地のりんご」さんの片腕として活躍した後、再び代官山「マディ」で働いてから、渡仏していた。 彼から、つい先日電話が。 何かと思えば「カフェスイーツ載ってましたね、すごいっすよぉ」ってかけてきてくれた。 彼はそういう義理堅い、すばらしい長所を持っている奴で、自分もとっても嬉しかった。 それと、近況を聞いてびっくりしたのが、パリでは毎年「バゲットコンクール」が開かれているのだが、彼が働いている店が第3位になったんだって。彼がほとんど作っているらしくて、要するに、彼自身がパリで第3位に入ったといってもいいわけである。 これまた、無性に嬉しかった。 彼がアルバイトに入ってきたときは、とっても華奢で、シャイで、面接でも「続ける自信は?」と聞いても「(ヘラヘラと、下を見ながら)う〜ん、出来れば続けたいんですけどぉ・・・・」と、こちらも「こいつは1日で辞めそうだな、と思うほど情けなさそうな態度だったを覚えている。 でも、やりだすと、「もうだめだぁ」とかつぶやきながらも、平日は専門学校、土日がうちでバイト(朝6時から夜8時まで)ってすごいスケジュールで2年間を過ごしてしまった。その間にどんどん成長したのもよく覚えている。彼にはこちらも色々と教えられた面があったなぁ。(彼には言ってないけど) こりゃこちらもがんばらにゃな、気合入れなおそうっと。 [このページのURL]
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