赤米その3
ホシノ丹沢酵母を使って、イギリスパンの配合で焼いてみた。赤米は一晩水に漬けて、炊いたもの。炊いた赤米は、もち米の一種であるから、とてももちもちと美味しかった。 結果、焼きあがったパンは、少し重ため、なかはかなりモチモチ感あり、クラスト(皮のこと)は香ばしく焼けた。 Yさん11:00来店、くれっせんとも13:30ころ伺った。 伺ったのは最近ポロねぎの栽培で脚光を浴びつつあるIさん宅。 入ると、すぐYさんや、茨城大学農学部の学生さんらしき人たち10数名いただろうか。そして、一番奥の上席に、あの料理評論家の山本益博さんがいるではないですか。(服部校長と聞いていたけど、Yさん、感違いでしたね(笑)) Yさんが紹介してくれて、私も少し照れながらあいさつし、Iさんの隣に招かれた。すぐ山本さんが「美味しいパンありがとう、よく焼けていてクラストが香ばしくて良いパンですね」とほめていただいて、ちょっと嬉しかった。 食事をお呼ばれした。鴨鍋(カモは学生さんがさばいたらしい、そんな事もできるんだと感心)、赤米ごはんや、Iさん栽培の野菜類など、いずれもシンプルな味付けで、どれも素材の甘さがよく感じられるご馳走であtった。 学生さんが一人ずつ、「農学部を志した理由」をスピーチした。ここでも非常に感心したのは、誰もが今現在は確固たる気持ちを持って、農業研究、作業に携わっているんだなって事。そして、誰もが「環境」に関心を抱いていた事である。 正直、いまどきの学生の考えは、どうせ幼稚なんだろうななんて、考えていたけど、どっこい、この場での学生さんはみな、堂々と自分の言葉で、主張していたし、しっかりと志を持っている人も多く、そうでない人も今を一生懸命過ごしていることが伺えた。 こういう若者がいれば、農業、環境の問題も先々良い方向に行くんじゃないだろうか。 今回うかがったIさんの、彼らを見るまなざしは、とても暖かいものがあるように見えた。 山本さんも、今の環境問題に絡めて、料理と食材の関係について、色々話してくれた。 今日、たまたまテレビを見ていたら、テレビ東京夜10時「ソロモンの王宮」で、まったく同じ事を仰っていましたね。 [このページのURL]
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